こんにちは。
小規模事業者さまの経営を支援する京北商工会です。
本日、商工会青年部の3名が地元北桑田高校1年生普通科のみなさんに授業をされました。
北桑田高校は「美山京北まちごとキャンパス」という取り組みをされています。
学校のまわりのヒト・モノ・コト、すべてが先生、すべての場所がキャンパスということで、今回は商工会青年部の方が先生です。
人口が少ない地域だけど、とっても不便な地域だけど、しっかり事業をされている北桑田高校出身の先輩がいること、地域外からわざわざこの地域で事業をはじめられた大人がいること、そんなことを知ってもらいたくて、この企画が決まりました。
まずはじめに、それぞれご自身の事業についてお話しされました。
講師はこの3名。
それぞれご自身の事業について、個性いっぱい発表されました。
生徒さん達も真剣に聞いておられました。
北桑田高校卒業生の東さんは、生誕から現在に至るまでをお話になったり、大工さんの仕事について基礎から順に説明されました。
もう一人の卒業生、仲井さんは、自分がこの仕事についた経緯や、ものづくりが好きだということから新規事業を立ち上げられたことなどをお話しになりました。
Iターンの大島さんは、都市部でモヤモヤした気持ちで事業をしていて、本当にやりたいことは・・・と考え、知っている人が誰もいない京北で新たに事業を始められたとなぜ今ここで事業をしているのかを話されました。
そのあと、3つのグループに分かれてディスカッションをしました。
青年部員さんたち、あの手この手で高校生との距離を縮めることに全力投球!
グループをまわり話を聞かせてもらって印象に残っているのは、
「勉強は役にたつのかたたないのか。無理やり教えられた勉強は役に立たないが、自分からした勉強は役に立つ」
「仕事は何であろうが一生懸命にやれば、どれも変わりはない。がんばったことはすべて自分にかえってくる。」
「仕事はお金をもらうから何をやってもプロ。特化しなければいけない、だから自分は何に特化するのかをしっかり考えることが大事。」
「おもしろいことを仕事にするのが一番。だけどそうでない人がいっぱいいる。もし、好きなことがあるならとことんやれ。とことんやるには勉強も必要。それぐらいもっともっととやらないともったいない。自分は好きなことなら一晩中でも話せる」
などなど。
高校生たちにひびいたかなぁ。
そして、みんなで大移動。ひとつの円になりました。
高校生のみなさんはまだ16歳ですが、4年後には20歳になり成人。ここで「人」になる。ここでスタートをきるわけだけど、二十歳になって始めるのではダメ。今はまだ未熟だけどもう16年生きてきたのだから、あと4年どう過ごすのかは考えなければいけないよ。と熱く話されました。
今の時代はどんな仕事をしたとしても必ず人間関係が発生する。だから「伝える」ということをしなければ関係性はつくれないということも言っておられました。
最後の最後にある生徒さんが自らの経験をお話になりました。(拍手!)
彼は「はずかしいことを超えたら見えることがあった」と。
名言だ!
1回で終わるのは意味がないしもったいないということで、次回につづくことが決定しました。
以上、会場にいたみんなの学び報告でした。